- 中国輸入
- 2022年3月14日
- 2024年8月8日
神戸バンブー代行のバンブーです。
BASEやShopify、STORESなどでの無在庫転売は通常の有在庫とは少し特殊なので必ず押さえておかなければならないポイントがあります。
無在庫歴12年でかつ中国輸入代行も営むバンブーが徹底解説!
まず無在庫販売の流れ
店舗コンセプトと商品選定
何を販売するのかが一番大事だと言っても過言じゃありません。
どれだけ集客しても、どれだけおしゃれな店舗を構築しても最終売れるかどうかは商品の魅力だからです。
例えばアパレルでもどんなコンセプトやテイストで、どういう層をターゲットとするのか、価格帯はどうするのか、
などしっかり考えないと昨今売り上げを作るのは難しくなってきています。
2012年−15年くらいの時は出品するだけである程度売り上げが作れてましたが今はとても難しくなってきています。
ショップ開設し店舗レイアウトをする
お店のコンセプトやどんな商品を売るのかが大体決まったらショップの開設手続きをします。
BASEとかだと早ければ5分くらいで登録が可能ですので商品選定より先に登録だけしておいてもいいもしれません。
登録後はテンプレートからデザインを選ぶと簡単に店舗のデザインが可能です。
ただしバナーやアイコンなどは入れていかないといけないので、ある程度簡単な画像修正はできるように事前に調べておくほうがいいでしょう。
商品をショップに並べる
ショップを開設し販売者情報など必要事項を入力したらどんどん商品をショップに並べていきます。
こちらもある程度簡単な画像修正をできるようになっている方が商品一覧を見たときに統一感が出てお店の雰囲気作りにつながります。
集客をする
BASEで販売をしていて一番難しくて多くの人がつまづくのがここです。
というのも楽天やヤフーなどのショッピングモールと違い自分で集客をしなければならないからです。
ネットではインスタグラムで集客してBASEで販売などの記事をよく見かけますが、
インスタグラムでの集客も一定の知識や経験、努力が不可欠で正しいやり方を実践しても成果が出るまでに早くても3ヶ月から半年を必要とします。
さらに昨今は完全に飽和状態でお店の公式アカウントでフォロワーを増やしていくのはかなり難しく他にない且つ受け入れられる内容でないとほぼ難しいでしょう。※2023年12月現在
広告と併せて進めていき、LINE追加を促して友達を増やしていくことを検討する方がより早く売り上げを作ることができるでしょう。
受注したら仕入れを手配する
注文が入ったら予め探しておいたタオバオなどのURLを元に代行業者に仕入れを依頼します。
↓↓
入荷、検品、発送を待ちます。
↓↓
しかるべきタイミングでエンドユーザーで発送通知をします。
どこでショップを開くべきか
始めよう!と思ったはいいが最初に迷うのがどこでショップを開けばいいのか。
特に押さえておかなければならないポイントを紹介します。
- 初期費用
- ランニングコスト
- 会員登録せずに注文できるか
- 入金サイクル
- 決済方法が豊富か
- 注文しやすい画面か
- ショップ構築が簡単か
おすすめの開設場所
それを踏まえてネットショップの経験があまりない方におすすめなのは以下の3つです。
- BASE
- STORES
- Shopify
→3つのカート徹底比較はこちら!
この中でもBASEが一番知名度があり、デザインテンプレートも豊富。
購入したことがあるエンドユーザーも多く会員登録をせずとも買い物ができるので、新規ショップにおすすめです。
ただし販売手数料があるので月商100万円くらいを超えてきたら他で開設する方が手数料は安くなります。
STORESは手数料がBASEより安く月額1,980円2,980円(2023.12月現在)払えば手数料はさらに安くなり、店舗構築もかなりやりやすいのですが、入金サイクルが遅いので売れ出した時に実際にお金が入ってくるのに日にちがかかりいます。
その間現金が足りなくて仕入れができない・・・などにならないように気をつける必要があります。
2022年の2月にBASEも新しいプランを発表し、月額5,980円を払えば手数料が2.9%となり売り上げが増えてきたことによる手数料増もこれで解決となりました。
月の売り上げが17万円以上ならこのプランの方がお得になるようです。
※2024年1月16日から大幅に値上げで月額16,580円となりこの場合月商50万円以上の店舗だとグロースプランの方がお得になるようです。
以上からBASEでのショップ開設が一番いいのではと思われます。
Shopifyはショップ構築の自由度が高く、かなりのカスタマイズができるようになっている反面ランニングコストが高かったり必要なアプリの比較検討検証に一定のハードルがあるためEC経験の少ない方にとってはかなり難しく感じるでしょう。
→3つのカート徹底比較はこちら!
カラーミーショップや他のカートはどうか
他の有名どころのカートは結論から言うと必要性が大きく下がりました。
以前は自社ショップを作るとなるとカラーミーは安価である程度自由度もあり有力な選択肢でしたが現在ではスマホがほぼ主流となりストアのデザインも凝りたくても凝れないのです。
会員登録をしないと注文できなかったり、決済に月額がかかったり初期の手続きが煩雑だったりと現在はお勧めできません。
商品レビューを削除したりできると聞いたことがありますが個人的にはあまりお勧めしておりません(^_^;)
タオバオ仕入れ先セラーの選び方
以下の点に気をつけてセラーを選ばないと品質・納期・在庫有無の面で後々大変な問題を引き起こします。
- セラー店舗の取引回数
- セラー評価
- 商品レビュー数
- レビューにアップされている実物の画像
- 同じ商品を販売しているセラーが他にあるか
- 商品の納期
- 店舗が売買されたアカウントではないか
- ほったらかされた店舗ではないか
1番基本となる取引回数
オープンしたての店舗はハートからスタートし、いい評価が増えるごとにダイヤ、ブルー王冠、ゴールド王冠とランクが上がっていきます。
神戸バンブー代行ではできればブルー王冠以上の店舗を選ぶことをおすすめしております。
もしダイヤ以下の店舗を選ぶ場合には下記で記述する項目もしっかり見ることをおすすめします。
対応・商品・物流の評価
- 描述=商品の実物がどうか
- 服务=店舗の対応がどうか
- 物流=到着スピードがどうか
上向き赤矢印や同カテゴリーの店舗と比べて相対的に高い表示ですので評価としては良い部類に属します。
こちらは下向き緑の矢印ですので同カテゴリーの店舗と比べて相対的に高くはないですが、4.7を超えてるのでそこまで悪い部類ではないことがわかります。
商品毎のレビュー
- 图片=実物の画像
- 好评=高評価
- 中评=普通
- 差评=Bad
特に注意してみたいのが実物の画像のレビューです。
こちらを確認しておくと実際に送られてくる商品が商品画像と違いがあるかどうかを確認できますので必ずチェックするようにしましょう。
商品毎の取引回数と直近の実績
- 累计评论=今までの全てのレビュー数
- 交易成功=直近30日の取引実績数
ここが0に近いようだとほとんど売れてない商品と判断できますので可能であれば避けたほうが無難でしょう。
さらにはオンマウスにすると上のように表示が出ます。
「30日以内に売れたのは118着で、そのうちすでに取引完了(購入者が受け取り確認をした)のが26件」とありますのでこちらもぜひ見てみてください。
売買された店舗アカウントではないか
中国では店舗のアカウントは頻繁に売買されますので、仮にブルー王冠の店舗で対応・商品・物流の評価がとても良かったとしても実際にきちんと運営されているとは限りません。
所有宝贝というところをクリックすると店舗内の全ての商品が表示されます。
極端に商品数が少ない場合、商品毎の直近の取引実績があまりない店舗はいくらブルー王冠以上の店舗でも避けたほうが無難でしょう。
タオバオの納期を必ず見る
こちらの商品は支払いから48時間以内に発送と書かれております。
こちらの商品は支払いから7日以内に発送と書かれておりますので少し発送までに日にちがかかることがわかります。
※これらはあくまで目安です。管理がきちんとされていない店舗だとこの辺りも適当に表示されていることがありますので上記の注意点と併せて見ることが重要です。
納期の問い合わせに対して、「納期を表示してます」とだけ回答があるパターンも多く、
表示されている納期を過ぎてから問い合わせると「順次発送します、できるだけ早く発送します」などの回答も多いので一筋縄ではいかないのがタオバオ仕入れの難しいところです。
余談ですが以前はこのような納期表示をしているところはほぼありませんでした。
しかしながら納期表示を過ぎてからの在庫切れキャンセルや発送などはタオバオ側からセラーへ罰則が設けられたために考慮して表記するセラーが最近は多いです。
値段だけで選ばない
中国輸入は仕入れが安いのが魅力なのですが安いのにはそれなりに理由があります。
- ありえない価格で販売だけしてキャンセルし取引実績を稼ごうとしている
- 取引実績を稼ぐために架空の発送、もしくは封筒だけ実際に発送してくる
- タオバオ内で売れている商品を別のメーカーがコピーして値段を安く出しているので品質が悪い、もしくは丈が10cm以上短い
- 不良在庫やゴミになりそうな物を送ってくる
- そもそも品質がとても悪い
欠品率も上がることから安すぎる店舗は選ばないほうがトラブルは起きにくくなります。
そもそもタオバオで100元以下の商品は使い捨てだと中国人が認識をしているくらいです。
なのでその中でもかなり安い商品はトラブルが起きやすいのは想像に難くないですよね。
あと、画像検索をして同じ商品だけど明らかに価格帯が違う商品は別の中国メーカーが安くコピーして生産してるので明らかに質が落ちますし丈が10cm短いなんてこともたくさんあります。
サイズ展開しているように販売しておいてすべてフリーサイズを送ってくることもあり、日本人にとっては信じられないことの連発です。
在庫切れになりやすい商品
無在庫直送の場合には1日でも早く発送するために在庫切れはできるだけ避けたいですよね。
以下に該当する商品は在庫切れになる可能性が高くなります。
- 安すぎる商品
- 商品毎の直近取引実績がない
- シーズンの変わり目に絡む商品(春前の冬コートなど)
- 同じ商品を売っている店舗が極端に少ない
- きちんと在庫数が管理されている中国のプライベートブランド商品
- 画像検索をしたときに同じ商品を販売してるセラーがとても少ない
- 1つのページ内で多種多様の商品が混在している場合
プライベートブランドの商品はとてもきっちり管理されていることが多く、生産量自体少なくすぐに売り切れてしまうことが多いです。
画像検索をしてセラーがあまり出てこないということは生産量自体が少ないのでこちらも在庫切れになる可能性が高いです。
→タオバオ在庫切れの本当の理由をこちらで詳しく解説しております。
アリババ(1688)よりタオバオ
アリババ(1688)は卸サイトのため、1着ずつ仕入れる無在庫販売には向いてません。
また、中国国内運賃もかかる商品がほとんどで、不良が出たとしても返品に応じないセラーも多いです。
ですが1着から販売しているアリババのセラーもあり、商品によっては運賃を含んでもタオバオより安いこともあるので状況によって使い分けましょう。
タオバオは原則7日以内であれば無条件で返品が可能です。
補足:T-mallの現状
この記事は2024.2.22に記述をしておりますが最近ではT-mallの店舗の方が架空発送をしてくることが目立つようになりました。
一般的にT-mallに出店するハードルが高いのできちんと運営されている店舗が多かったのですがここ最近では発送ボタンだけ押して実際に発送してこない悪質な店舗が増えてきております。
高単価商品がお勧め
不良率が低くなる
無在庫販売で重要なのが納期。
入荷した商品が不良だった場合には仕入れのし直しとなり自ずと納期が遅れてしまいます。
もちろん商品による部分はあるのですが傾向として仕入れ単価が高くなると不良率も下がって行きます。
少ない数で売り上げができる
当たり前なのですが高単価で販売する場合にはたくさん売らなくても売り上げが構築しやすいというメリットがあります。
販売数が少ないということは処理する業務が少なくなるということです。ということは日々の業務が楽になり商品セレクトやマーケティングなど他の重要な業務に割く時間が取れるということになります。
薄利多売のやり方は無在庫ではかなり大変でチームで取り組まないと負担はかなり大きくなってしまいます。
コストを吸収しやすい
弊社もそうなのですが無在庫の中国輸入代行の手数料は%ではなく1着15元という固定が主流となっておりますので単価が高ければさらにオプションをつけてもコストを吸収しやすいというメリットがあります。
これが売価が安い場合だと代行手数料や検品代、オプション料金など考えると利益を出すのが難しくなってしまいます。
コンセプトを作りやすい
近年インスタグラムで集客して販売に繋げるのが大変多くなりましたが後発の場合にはショップコンセプトが明確でないと売り上げが作りにくい傾向が強くなっています。
高単価商品であれば自ずと品質も上がりますし下げ札などのオリジナルを作成するコストも吸収しやすいですのでよりオリジナリティが出しやすくなります。
超重要!代行業者の選び方
ショップ運営がうまく行くかどうかは代行業者選びにかかっていると言っても過言じゃありません。
なぜなら無在庫販売はその性質上受注があってから仕入れを進めるのでスピードだったり、問い合わせに対して迅速に回答してくれるかなど、場合によっては中国からエンドユーザーへ直送をするのでサービス品質がとても重要です。
- 無在庫の仕入れ代行に力を入れているか
- 対応の早さと内容
- 発送スピード
- 価格
- 検品精度・梱包
- オプション
- システム
- 対応のスピードと内容
こちらで詳しく解説しておりますので参考にしてみてくださいね。
中国人の個人にお願いするより代行業者を勧める理由
個人の中国人に依頼するという手段もあるのですが、騙されたという話もちょくちょく聞きます。
いつまでも安定的に受けてくれるかどうか保証もなく、そもそも前払いでお金を払っても大丈夫でかつ検品などしっかりできて信頼できる人を探すのは一定の難易度があるのは否めません。
専門で取り組んでる代行業者の方が結果良かったりすることも多いです。
納期の設定と管理方法
商品を販売する上で納期は受注につながるかどうかとても重要な要因です。
おすすめ販売の納期設定
商品を販売する上で納期は受注につながるかどうかとても重要な要因です。
ただギリギリで設定してしまうとトラブルで遅延した場合にエンドユーザーに迷惑をかけてしまい結果低評価につながってしまいます。
全てが最速で進んで5日ほどかかりますが、それくらいの納期で届けられることは割合的には少なく、早くても受注から7−10日でのお届けと記載する方が望ましいでしょう。
念のために7−14日くらいで設定するとより安全かもしれません。この辺りもお願いするパートナーや代行業者に確認してから設定する方が安心できますよね。
セラーの選び方と商品の選び方を見直す
納期に一番関わってくるのがセラーと商品選びだと言っても過言じゃありません。
というのも弊社の対応は当日から翌営業日には処理してるのですが、そもそもセラーから発送されなければ遅くなるからです。
特にタオバオの商品ページの納期表示は必ず確認するようにしましょう。(トラブルが起きにくいタオバオ店舗の選び方に見方を記載しております。)
さらに検品時に不良が出てしまったら再手配となりさらに遅れる原因となります。
- 店舗の評価の見方を覚える
- 見た目の評価だけでなく、商品毎を必ず見る
- 安過ぎるのには何か理由がある
- 在庫切れになりやすい傾向の商品がある
- タオバオの方が無在庫には向いている
- T-mallは以前より質が下がってきた
発送されない場合の期限と対応を決めておく
一番困るのはいつ発送されるのか、そもそも本当に発送されるのかどうかがわからないという状況です。
弊社も長年の経験上で可能な限り実際のところがわかるように問い合わせてはいるのですが
それでもどうなるかわからないこともしばしばで、そういう場合だと待つかキャンセルするか同時に別店舗で発注するしか選択肢がありません。
だけど納期が・・・・・・という無在庫販売特有の事情があるので、「いつまでに発送されなければキャンセルをする」という決め事をある程度しておくのがいいかと思います。
特に待たせてからキャンセルとなるとエンドユーザーにも迷惑がかかるし、かと言って待てば発送される場合もあるので、事前に依頼されている代行業者さんと相談して決めておくのがおすすめです。
緊急を要する場合は重複して仕入れを手配する
とても急ぐ場合や上記のようにいつ発送されるかわからないが絶対になんとかして発送しないといけない状況がたまに起こります。
その場合には同時に並行して発注してみるというやり方もあります。
ただ代行業者側からすると無闇にキャンセルすると仕入れアカウントが制限される恐れがあるのでこの辺りは相談しながら進めていくことになります。
一部の商品だけ遅延の場合は
受注から何日経過しているかによっては入荷分を先に発送して追いかけで発送するという方法があります。
というのも無在庫販売では納期がとても重要なポイントの1つですのでお待たせしすぎると低評価につながってしまうからです。
もしくはそこまで長期間過ぎてない場合にはエンドユーザーへ一旦連絡を入れ揃うのを待つという判断も状況によってはありだと思います。
一番避けたいのは入荷を待っている商品が後日在庫切れとなり納期だけ遅れてしまうという状況です。
→部先発送の依頼方法はこちら
時には諦めも重要
無在庫販売はその特性上、在庫を持たなくてもよく少ない資金から始められるという大きなメリットがある反面、
もちろんデメリットがありその1つである在庫切れが起こるリスクがあるということです。
セラーや商品もきっちり選んでいるけどそれでも在庫切れになってしまうことは一定の確率であります。
ただ全体からするとそれほど割合も高くなく、元々在庫が絶対にあるという保証もないですからできることは全てやっても在庫切れになってしまった時は諦めて迅速にエンドユーザーに連絡し最低限迷惑がかからないように、低評価をもらわないように切り替えていくことも時には大切です。
アパレルの場合だと中国輸入の無在庫販売が昔よりだいぶ増えたために、
オーダー後に在庫切れになることがあるというのに少し慣れているエンドユーザーも増えてきている感じがします。
大型連休明け問い合わせのタオバオ側の回答例
例)1
バンブー「いつ発送しますか?」
タオバオ「順次発送します」
例2)
バンブー「いつから営業再開しますか?」
タオバオ「順次営業再開します」
例3)
バンブー「在庫はあるのですか?」
タオバオ「カートに入れられるものは基本あります。もし在庫がなければ後日連絡をします」
例4)
バンブー「在庫はあるのですか?」
タオバオ「自動返信のみ、、、、、」
例5)
バンブー「在庫はあるのですか?」
タオバオ「未読・・・・・」
例6)
バンブー「在庫はあるのですか?」
タオバオ「既読スルー・・・」
などという回答が大半を占めます。
もしくは自動返信のみであったり未読のまま、既読のまま返信なしということもしばしばです。
そうなってしまうには
中国人の考え方や商習慣、タオバオ独特の事情
がベースとしてあります。
そもそものタオバオ事情
- そもそもタオバオはどこかから仕入れて販売されていることが多い
- 転売ヤーみたいな店も多い
- まともに運営されていないセラーも多い
- タオバオのセラーが仕入れている元もさらに工場などから仕入れていることも多い
- 日本人みたいに事前確認をして進める概念が希薄
- 買うかどうかわからない相手に実際の在庫の有無は確認したがらない(上記の要因から確認も困難)
- そもそもあれば送るし、なければ送れませんからそれで判断してくださいという考え方
- 急ぎなら他所で買ってください、お客さんは神様じゃない
などなど日本では考えられない感覚を中国人は持っています。
もちろんどちらがいいとか悪いとかそういう問題ではなくてそういう考え方や感覚、やり方を中国人が持っているということです。
売り上げが多いショップさんのスタンス
弊社も可能な限り日本人が納得のいくような対応を心がけてはいるものの国民の文化や考え方を変えていくには限界があるのも事実です。
無在庫で売り上げをたくさんあげてらっしゃるショップ様はやはりこの辺りを変えようとするのではなく
どのようにうまく仕入れをしていくのかを考えて運営
をされている方がほとんどだと感じています。
その中で仕入れ代行業者として弊社にできることは全力でサポートしていきたいと思っておりますのでお気軽にご相談ください(^^)
顧客対応は迅速にマメに
納期の設定をしっかりしてもよく見ないで注文してくるお客様の方が多いです。
基本的なスタンス
状況によっていくつかのパターンがあります。
- 元々のタオバオ納期が長い
- 元々のタオバオ納期は長くないけど発送未定
- 最初の仕入れ元が在庫切れのため再手配
- 入荷した商品が不良のため再手配
平常時ではまだマシなのですが大型連休の前後やシーズンの変わり目などは発送されるかわからない、、、、
と言ったことがしばしば起こります。
→参考記事:タオバオ在庫切れの本当の理由
お願いしている中国輸入代行に問い合わせても不透明な場合があり、だけどエンドユーザーからは問い合わせが来てて早く回答しないといけないし、、、、
なんて時はこのように対応しましょう。
具体的な回答例
(販売ページにお届けまでにある程度日にちがかかることを書いている前提で)
「お待たせをして申し訳ございません。こちらの商品は現在メーカー側で急ぎ生産を進めているところで、お買い物ガイドにも記載をしておりますがお届けまでにお日にちがかかって参ります。現状でいつ頃お届けできる旨をお伝えできずに申し訳ございません。また、メーカー生産側の都合により生産中止となる場合がございます。後日改めて進捗をお知らせさせて頂きますので誠に恐縮ではございますが何卒よろしくお願い申し上げます。」
あくまで一例ですので具体的な状況に応じての返答方法は弊社サービスをご利用の方にはその都度アドバイスさせて頂きます。
マメに連絡を入れる
一番避けたいのはほったらかしにしてると思われることです。
なので受注後適切なタイミングで連絡を入れていくことでエンドユーザーの不安をある程度払拭できます。
そのために定期的にお客様への連絡をしていくことをおすすめします。
- 受注直後ーお届けまでに日数がかかる旨
- 受注してから一定期間過ぎた後に進捗をお知らせする旨ーおすすめは6日経ったくらい
- お届けの目処が経ったタイミング
- お届けの予定日が過ぎそうなタイミング
お客様からすると音沙汰なくどうなっているか分からないのが一番不安となり、ショップへの信頼が薄れていってしまうのでマメに連絡をしてエンドユーザーの不安を少しでも減らしていきましょう。
元々のタオバオ表示納期が長いタイミング
特に春節旧正月や大型連休の前後で多いのですが発注から30日以内に発送や45日以内に発送といった
とても長い納期表示をしている商品は待ったら発送されるのか後日在庫切れになるのかは誰にも分かりません。。。
ですのでまずこういう商品は避けていくのが大前提となり、もし知らずに発注してしまった場合には同じ商品で納期が短そうな商品を探して再発注するのが一番いいと思います。
→楽な画像検索の仕方はこちら
それでも価格や仕入れ先がほかにないといった事情によりどうしてもそこしかない場合には
どうすればいいか依頼をしている中国輸入代行さんに聞いてその返答を元に決めます。
もし返答内容が「順次発送します」や「日にちがかかる商品なので急ぎの場合はキャンセルしてね」のような内容だと一定期間待ってみて発送されなければキャンセルといった対応がおすすめです。
あまり長くお待たせをしてから万が一在庫切れキャンセルになってしまうとエンドユーザーに迷惑がかかってしまい、低評価になってしまうからです。
商品ページにはおよその納期が表示されておりますのでオーダーする前は必ずここを確認するようにしましょう。
納期表示と併せて必ず確認しておきたいポイントをこちらの記事で詳しく解説しております。
お届けした商品が不良だった場合
まず画像をもらう
まず冒頭で謝罪の旨を記載し、該当箇所がわかるように画像をもらうように返信をします。
というのも勘違いされていたり別店舗で購入したものを間違って連絡してきたりするカスタマーも中にはいらっしゃるからです。
あとはどの程度の不良なのかを確認するためにも必ず画像をもらって確認をしましょう。
明らかに問題があった場合には
この場合には交換か返品どちらを希望されているのかをカスタマーに伺いましょう。
もし返品をご希望されている場合には場合によっては返金だけするほうが返送料を負担しなくて済むのでそのようにするのもいいと思います。
不良とは言えないとても軽微な場合
これは販売の際にお買い物ガイドや商品ページで海外製品のために縫製が甘い場合があるなどの注意書きを書いているかどうかにもよりますが、軽微な場合には丁重にお断りをしてもいい場合があります。
ただし店舗を始めたばかりでレビューがたくさんない場合には特別に返品をお受けしても良いかと思います。もしすでに低評価を受けてしまった場合には返品を受けてもBASEの場合だとレビュー内容を変更できないので受けないほうがいいかもしれません、運営者の方の判断となります。
神戸バンブー代行の補償範囲
弊社にご依頼いただきお届けした商品に問題があった場合には、カスタマーから共有して頂いた画像を弊社に共有いただき、検品時や梱包時の録画記録を併せて補償内容を決定致します。一部補償から全額補償まで。
まずはお手数ではございますが弊社にご連絡くださいますようお願い致します。
無料アドバイス実施中
弊社サービスをご利用のユーザー様にはその都度どのように対応するのがおすすめかをお伝えさせて頂いております。
注意点を絶対に覚えておく
取扱いができない商品がある
無在庫はネットショップで注文を受けてから発注しますのでいざ仕入れる時になってからNGとなると大変ですよね。
NG商品に該当しないか事前に確認しましょう。
- タバコ、お酒類、医薬品、医療品、漢方薬
- 液体・ペースト類、粉末類、化粧品、美容関係
- 食品類、食器類、食器類、植物、乳幼児向けおもちゃなど(食器類は無在庫直送で少量の場合なら可能となりました2024.2.28)
- マッチ、ライターなどの火気類、刃物
- 仮想製品、データ商品
- 非正規品、コピー製品、海賊版CD・DVD、ポルノ商品、その他倫理・法律に違反するもの
- ワシントン条約等に該当する商品
- 壊れやすい(ガラス・陶器等)もの、変形する恐れのあるもの(現在厳重梱包によりお受けをしておりますが破損した場合には補償できない場合がございます。)
- 中国政府が規制対象としている商品、製品
- 日本政府が輸入を禁止または規制している商品、製品
- 評価が著しく悪い出品者の商品
- その他日本、中国の法律に抵触するおそれのあるもの
無在庫じゃなくても犯罪になるものも含まれてますので絶対にやめましょうね!
神戸バンブー代行では以前に1度だけ禁輸品が紛れてしまって中国側で大事になりかけたことがありました。
その時は本当に寝れなくなりましたよー笑
また、いくら代行業者が大丈夫ですと言っても輸入する側の責任となり代行業者は最終責任を取ってくれてないことがほとんどですので気をつけましょうね!
パロディ商品はどこからがアウトなの?
実はバンブーも税関に直接問い合わせたことがありますが税関の回答としては
「その時にならないとなんとも言えない」
と言うものでした。
どれくらい有名かとか、どれくらい規制が厳しくなってきているのか、または権利者がどこまで厳しくパトロールをしているのかなど
一概にここからがアウトと言うのは税関でも難しいようです。
心配であれば代行業者に相談をする方がいいでしょう。
※前述のように最終は自己責任ですので迷ったらやめるくらいの方がいいかもしれませんね。
輸送時に圧力がかかる
中国からエンドユーザーへの直送はオプションなどで指示がなければビニールの宅配袋での梱包となり、納期もあって空輸がほとんどです。
国際輸送の事情とお国柄も相まって大量の貨物をパンパンに詰めて飛行機に積み輸送します。
そうすると当然圧力がかかり変形したり破損したりする恐れがありますので心配な方、破損しやすい商材の場合には事前に梱包方法を相談するのがいいと思います。
※神戸バンブー代行では実績20万点の経験から適切なアドバイスと梱包をご用意しております(^^)
梱包が分かれる場合がある
エンドユーザーへの直送では基本免税での発送なのでサイズ制限や金額制限があります。
そのために1オーダーでも梱包が分かれてしまう場合があります。
- サイズ(3辺110cm前後)
- 重量(4.5kg前後)
- 仕入れ金額(約1万5千円)
この場合には残念ながらそれぞれに送料がかかりますので販売する商品で体積が大きいものや重いものある程度予想しておく必要があります。
ギリギリだと課税になってしまうこともあるので注意しましょう!
(※税関が厳しい時期だと同じ宛先に複数袋を同じ日に発送すると商業貨物とみなされ課税の対象になることが稀にあります。)
仕入れ後に在庫切れになることがある
タオバオはその独特の商習慣と文化によって仕入れをしてから数日後に在庫切れとなることがしばしばあります。
そのために販売する際の納期の設定にはやや余裕を持っておくことをお勧めします。
神戸バンブー代行では仕入れ数日後にセラーへ発送状況を確認し再度仕入れが必要な場合には再手配をしてその旨をシステム上へ記載しメールでの通知が飛ぶようになっています。
在庫切れと確定後
神戸バンブー代行では経験上手配が難しいと判断した場合には在庫切れと確定し、システム上へその旨を記載しメールでの通知が飛ぶようになっています。
※ご連絡がない場合は2、3日後に残高へご返金となります。
- セラーから在庫切れと連絡があり、他複数店舗に問い合わせても同様の場合
- 問い合わせに応答がない場合
- 販売されているセラーが多数あるように見えて運営元が同じ場合
- などなど
エンドユーザーが受け取れなかった時
返送には送料がかかり、倉庫によっては保管料、破棄の場合には破棄料金がかかる場合があります。
ですので宅急便の営業所で保管されている間に再配達や転送の手配をする方がいいかと思われます。
関税に注意
中国から日本の個人宛に送付する場合免税となることが多いです。
別記事でも書いてますがそれは金額や個人使用目的の場合など一定の条件が揃った場合に免税となります。
日本に到着後輸入申告をするのですがその際、宛名・住所・電話番号は全て税関に記録されます。
同一人宛、同一住所宛が度々続きますと税関で商業目的として疑われる場合があり、後日税関から調査がきた場合には追徴課税など課される場合がありますので注意が必要です。
どれくらいの頻度ならokなのか?
これはとても難しく一概には言えませんが経験上1週間に1度くらいであれば大丈夫なのではと見ておりますが保証はなく、商業目的の場合にはきちんと商業貨物として申告することをお勧め致します。
ごくたまにであればサンプルとして通用しますが度々日常的に行われている場合には商業目的で関税を納めてないと判断されかねません。
神戸バンブー代行は無在庫直送を専門で受けておりますのでエンドユーザー様直送か、手元に送る場合には商業貨物として発送をご依頼されることをお勧めしております。
中国で集荷後の流れ
神戸バンブー代行で検品梱包後物流業者が集荷に来る
↓↓
物流業者倉庫にて荷札印刷添付
↓↓
物流業者(もしくはフォワーダー)が輸出申告をする
↓↓
すべての貨物をまとめて予約しておいた便に搭載する
↓↓
日本に到着後輸入申告をする
↓↓
通関許可が降りたら物流業者の指定倉庫に搬入される
↓↓
仕分け
↓↓
ヤマトや佐川、日本郵便に引き渡す
↓↓
ネットの追跡が可能になる。
無在庫のメリット・デメリット
メリット
- 在庫を持たなくていい
- なので心理的負担が少ない
- 商品数を無限に増やせる
- なのでショップ運営に有利
- あたりを見てから在庫を積むというやり方ができる
- なので必要な分だけ在庫を積める
デメリット
- 売れれば売れるほど作業量が増える
- それに伴い管理が難しい
- 納期がかかるために受注率落ちやすい
- 旧正月など中国が動かない期間は売り上げが取れない
- 専門の代行業者が少ない
- 返品やキャンセルされた時に在庫になる可能性がある
- 受注後、発注したけど在庫切れになる可能性がある
なんだメリット少ないじゃんと思う人
事業を始めるにはある程度の資金が必要で、在庫を積まないとネットショップは成り立ちません。
商品数が多い方がネットショップは有利になりますが、資金がなくとも商品数を無限に増やせるのは中国輸入の無在庫販売ならではのメリットです。
在庫を持たなくていい/たくさん商品を増やせる
だけでデメリット全てをカバーできるくらいのメリットと考えてもいいと思います。
無在庫販売の中級以上を目指すには
上記の流れで売り上げを作れるようになるとさらに売り上げを伸ばすために様々な施策が必要となってきます。
有在庫とのハイブリッド
無在庫販売から始めて資金に少し余裕が出てきたら、売れ筋を有在庫にすると納期が縮まりさらに受注率を高めることができます。
結果全体の売り上げが伸びやすくなります。
オリジナル(商品の)開発
一番簡単な副資材から始める
商品のOEMはとてもハードルが高く、そもそも無在庫では無理なのでまずは梱包資材などの副資材からスタートするのが最も簡単で効果が高いです。
一番簡単な3つ
- 紙下げ札(500枚で100元前後)
- 店舗カード(500枚で100元前後)
- 外装に貼るシール(1,000枚で200元前後)
この辺りは本当にハードルが低く、費用もそこまでかからずにショップのオリジナルテイストを表現できるので本当にお勧めです。
もちろん神戸バンブー代行でもお受けしておりますよ!
※費用は枚数と材質などによって前後します。
織りネームタグは付け替えが必要
上記の3つ以外にお勧めなのが織りネームタグをオリジナルにすることです。襟元についてたり脇下についてたりしますが、こちらは入荷してから付け替えるので付け替えオプション費用がかかるのと、混み合っている時には出荷がやや遅れたりしますのでややハードルは上がります。
こちらも神戸バンブー代行ではオプションで付け替え可能です。
梱包の袋
次に難易度が上がる(というかコストがある程度かかる)のが梱包の袋です。
通常は透明のOPP袋に入れ替えて一番外はビニールの宅配袋に梱包するのですが、袋はオリジナルを作るにあたり最低ロットが何万枚必要で、かつサイズが色々必要なので揃えるとなると何十万円かかる可能性がありますのでコスト面で最初はハードルが高いです。
商品もオリジナル化は?
昨今中国輸入が盛んになり競合の店舗と商品が被ってくるようになると差別化するにあたり商品自体をオリジナル化する方法があります。
ただしこれはコストも手間も時間もリスクもあるので個人的にはあまりお勧めしません。
というのもアパレルは移り変わりが早いし中国のメーカーも商品開発に相当研究(というかコピーというか参照というか)してるのでトレンド最先端の商品がタオバオには揃うようになったからです。
もし売れ筋が在庫切れになってきてまだ売れそうであれば別注で生産してもらうのはありだと思います。
2023.8.29追記
もしくは弊社サービスの超小ロットOEM(10着/SKU)でリスクを最小限に抑えてオリジナル商品を作るという選択肢もあります。
とても安く小ロットとまでは行かないまでも昨今商品の差別化はDtoCに取り組む上で非常に重要な課題となっているので検討してみても良いかと思います。
商品写真をオリジナルにする
商品自体をオリジナルにするよりは商品写真をオリジナルすることをお勧めします。
ただしこれも店舗運営とは別のスキルや手間、サンプルのコストが必要となりますので、売り上げが増えてきてさらに上を狙う段階で取り入れるのがいいかもしれません。
- モデル手配
- どんな構図やテイスト、統一感でいくか
- カメラマンの手配
- 撮影地
などを考える必要がありますし、時間もかかります。
リピーター育成
LINEの友達追加などを促し、セール情報や新着情報のお知らせを流したり、SNSの更新を定期的にすることによりリピーター育成につなげます。
最近ではLINEの中でのマーケティングに注力し売り上げを大きく伸ばしている自社ECサイトが増えてきているようです。
マーケティング強化
集客をさらに強化するためにSNS運用にさらに注力したり広告費を増やしたり、広告の知識を勉強したりとやることはたくさんあります。
ある程度店舗を作れるようになったら次に注力するのはここでしょう。
まとめ
- 無在庫販売の流れを知っておく
- どこでショップを開けばいいのか
- 仕入れ先の選定もとても重要
- 代行業者選びがとても重要
- 納期設定や管理方法がとても重要
- 顧客対応は必ずマメに向いてない商品がある
- 注意点が5つある
- 無在庫のメリットとデメリットを知っておく
- 中級を目指すには
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タオバオ 在庫切れと在庫確認の舞台裏-中国輸入の無在庫編