神戸バンブー代行のバンブーです。
BASEやSTORESなどでの無在庫販売は通常の有在庫とは少し特殊なので必ず押さえておかなければならないポイントが9つあります。
無在庫歴10年でかつ中国輸入代行も営むバンブーが徹底解説!
1.超重要!代行業者の選び方

ショップ運営がうまく行くかどうかは代行業者選びにかかっていると言っても過言じゃありません。
なぜなら無在庫販売はその性質上受注があってから仕入れを進めるのでスピードだったり、問い合わせに対して迅速に回答してくれるかなど、場合によっては中国からエンドユーザーへ直送をするのでサービス品質がとても重要です。
- 無在庫の仕入れ代行に力を入れているか
- 対応の早さと内容
- 発送スピード
- 価格
- 検品精度・梱包
- オプション
- システム
- 対応のスピードと内容
こちらで詳しく解説しておりますので参考にしてみてくださいね。
中国人の個人にお願いするより代行業者を勧める理由
個人の中国人に依頼するという手段もあるのですが、騙されたという話もちょくちょく聞きます。
いつまでも安定的に受けてくれるかどうか保証もなく、そもそも前払いでお金を払っても大丈夫でかつ検品などしっかりできて信頼できる人を探すのは一定の難易度があるのは否めません。
専門で取り組んでる代行業者の方が結果良かったりすることも多いです。
2.タオバオ仕入れ先セラーの選び方
以下の点に気をつけてセラーを選ばないと品質・納期・在庫有無の面で後々大変な問題を引き起こします。
- セラー店舗の取引回数
- セラー評価
- 商品レビュー数
- レビューにアップされている実物の画像
- 同じ商品を販売しているセラーが他にあるか
- 商品の納期
- 店舗が売買されたアカウントではないか
- ほったらかされた店舗ではないか
タオバオ、1688(アリババ)、T-mallの違いなども含めて別記事で詳しく解説しております。

3.納期の設定と管理方法
商品を販売する上で納期は受注につながるかどうかとても重要な要因です。
ただギリギリで設定してしまうとトラブルで遅延した場合にエンドユーザーに迷惑をかけてしまい結果低評価につながってしまいます。
全てが最速で進んで5日ほどかかりますが、それくらいの納期で届けられることは割合的には少なく、早くても受注から7−10日でのお届けと記載する方が望ましいでしょう。
念のために7−14日くらいで設定するとより安全かもしれません。
この辺りもお願いするパートナーや代行業者に確認してから設定する方が安心できますよね。
中国には長い休暇が年に2回ありますのでその期間も納期の調整が必要になってきますから注意してくださいね。
4.顧客対応
納期の設定をしっかりしてもよく見ないで注文してくるお客様の方が多いです。
そのために定期的にお客様への連絡をする必要があります。
- 受注直後ーお届けまでに日数がかかる旨
- 受注してから一定期間過ぎた後に進捗をお知らせする旨ーおすすめは6日経ったくらい
- お届けの目処が経ったタイミング
- お届けの予定日が過ぎそうなタイミング
お客様からすると音沙汰なくどうなっているか分からないのが一番不安となり、ショップへの信頼が薄れていきます。
そのため手間はかかりますがマメに連絡をすることで高評価につながりやすいのでぜひ実践してみてください。
5.どこでショップを開くか

始めよう!と思ったはいいが最初に迷うのがどこでショップを開けばいいのか。
特に押さえておかなければならないポイントを紹介します。
- 初期費用
- ランニングコスト
- 会員登録せずに注文できるか
- 入金サイクル
- 決済方法が豊富か
- 注文しやすい画面か
- ショップ構築が簡単か
おすすめの開設場所
それを踏まえてネットショップの経験があまりない方におすすめなのは以下の3つです。
- BASE
- STORES
- Shopify
この中でもBASEが一番知名度があり、デザインテンプレートも豊富。
購入したことがあるエンドユーザーも多く会員登録をせずとも買い物ができるので、新規ショップにおすすめです。
ただし販売手数料があるので月商100万円くらいを超えてきたら他で開設する方が手数料は安くなります。
STORESは手数料がBASEより安く月額1,980円払えば手数料はさらに安くなり、店舗構築もかなりやりやすいのですが、入金サイクルが遅いので売れ出した時に実際にお金が入ってくるのに日にちがかかりいます。
その間現金が足りなくて仕入れができない・・・などにならないように気をつける必要があります。
2022年の2月にBASEも新しいプランを発表し、月額5,980円を払えば手数料が2.9%となり売り上げが増えてきたことによる手数料増もこれで解決となりました。
月の売り上げが17万円以上ならこのプランの方がお得になるようです。
これによりBASEでのショップ開設が一番いいのではと思われます。
カラーミーショップや他のカートはどうか
他の有名どころのカートは結論から言うと必要性が大きく下がりました。
以前は自社ショップを作るとなるとカラーミーは安価である程度自由度もあり有力な選択肢でしたが現在ではスマホがほぼ主流となりストアのデザインも凝りたくても凝れないのです。
会員登録をしないと注文できなかったり、決済に月額がかかったり初期の手続きが煩雑だったりと現在はお勧めできません。
商品レビューを削除したりできると聞いたことがありますが個人的にはあまりお勧めしておりません(^_^;)

6.不向きな商品
- かさばるもの
- 重量がかなり重いもの
- 電池搭載のもの
- 食品や化粧品など許可が必要なもの
注文があったら1つずつ仕入れるので国際運賃が割高になりがち。
それに加えてかさばるものやとても重いものはさらに運賃が高くなるのであまり向いてません。
その他輸入や販売に許可が必要な商材も知識が必要だし手続きもハードルが高いのでこれから始めようとしてる方にはオススメできません。
無在庫のメリット・デメリット
メリット
- 在庫を持たなくていい
- なので心理的負担が少ない
- 商品数を無限に増やせる
- なのでショップ運営に有利
- あたりを見てから在庫を積むというやり方ができる
- なので必要な分だけ在庫を積める
デメリット
- 売れれば売れるほど作業量が増える
- それに伴い管理が難しい
- 納期がかかるために受注率落ちやすい
- 旧正月など中国が動かない期間は売り上げが取れない
- 専門の代行業者が少ない
- 返品やキャンセルされた時に在庫になる可能性がある
- 受注後、発注したけど在庫切れになる可能性がある
なんだメリット少ないじゃんと思う人
事業を始めるにはある程度の資金が必要で、在庫を積まないとネットショップは成り立ちません。
商品数が多い方がネットショップは有利になりますが、資金がなくとも商品数を無限に増やせるのは中国輸入の無在庫販売ならではのメリットです。
在庫を持たなくていい/たくさん商品を増やせる
だけでデメリット全てをカバーできるくらいのメリットと考えてもいいと思います。
無在庫販売の流れ

店舗コンセプトと商品選定
何を販売するのかが一番大事だと言っても過言じゃありません。
どれだけ集客しても、どれだけおしゃれな店舗を構築しても最終売れるかどうかは商品の魅力だからです。
例えばアパレルでもどんなコンセプトやテイストで、どういう層をターゲットとするのか、価格帯はどうするのか、
などしっかり考えないと昨今売り上げを作るのは難しくなってきています。
2012年−15年くらいの時は出品するだけである程度売り上げが作れてましたが今はとても難しくなってきています。
ショップ開設し店舗レイアウトをする
お店のコンセプトやどんな商品を売るのかが大体決まったらショップの開設手続きをします。
BASEとかだと早ければ5分くらいで登録が可能ですので商品選定より先に登録だけしておいてもいいもしれません。
登録後はテンプレートからデザインを選ぶと簡単に店舗のデザインが可能です。
ただしバナーやアイコンなどは入れていかないといけないので、ある程度簡単な画像修正はできるように事前に調べておくほうがいいでしょう。
商品をショップに並べる
ショップを開設し販売者情報など必要事項を入力したらどんどん商品をショップに並べていきます。
こちらもある程度簡単な画像修正をできるようになっている方が商品一覧を見たときに統一感が出てお店の雰囲気作りにつながります。
集客をする
BASEで販売をしていて一番難しくて多くの人がつまづくのがここです。
というのも楽天やヤフーなどのショッピングモールと違い自分で集客をしなければならないからです。
ネットではインスタグラムで集客してBASEで販売などの記事をよく見かけますが、
インスタグラムでの集客も一定の知識や経験、努力が不可欠で正しいやり方を実践しても成果が出るまでに早くても3ヶ月から半年を必要とします。
広告と併せて進めていくことを検討する方がより早く売り上げを作ることができるでしょう。
受注したら仕入れを手配する
注文が入ったら予め探しておいたタオバオなどのURLを元に代行業者に仕入れを依頼します。
↓↓
入荷、検品、発送を待ちます。
↓↓
しかるべきタイミングでエンドユーザーで発送通知をします。
無在庫販売の中級以上を目指すには
上記の流れで売り上げを作れるようになるとさらに売り上げを伸ばすために様々な施策が必要となってきます。
有在庫とのハイブリッド
無在庫販売から始めて資金に少し余裕が出てきたら、売れ筋を有在庫にすると納期が縮まりさらに受注率を高めることができます。
結果全体の売り上げが伸びやすくなります。
オリジナル(商品の)開発
いきなり商品をオリジナルにするにはハードルが高いのですが下げ札や織ネームタグ、梱包や店舗カード、サンキューレターなどの副資材をオリジナルにすることにより差別化をすることができます。
リピーター育成
LINEの友達追加などを促し、セール情報や新着情報のお知らせを流したり、SNSの更新を定期的にすることによりリピーター育成につなげます。
マーケティング強化
集客をさらに強化するためにSNS運用にさらに注力したり広告費を増やしたり、広告の知識を勉強したりとやることはたくさんあります。
ある程度店舗を作れるようになったら次に注力するのはここでしょう。
まとめ
- 代行業者選びがとても重要
- 仕入れ先の選定もとても重要
- 納期設定や管理方法がとても重要
- 顧客対応は必ずマメに
- どこでショップを開けばいいのか
- 向いてない商品がある
- 無在庫のメリットとデメリットを知っておく
- 無在庫販売の流れを知っておく
- 中級を目指すには