中国輸入 無在庫でタオバオのここが困る-虚偽発送とサイズ

タオバオ・1688でよくある困ったこと

中国輸入 無在庫でタオバオのここが困る-虚偽発送とサイズ
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神戸バンブー代行のバンブーです。

タオバオで本当にやめて欲しいのが虚偽発送。

これは本当にやめてほしい、、、、納期を管理する上でもこの上なく迷惑なのですがまだ一定数いるのが現状です。

そしてサイズの実寸がデタラメ。

その中身について詳しく解説します。

虚偽発送について

発送ボタンだけ押すパターン

これは本当によくあります。

発送ボタンだけ仕入れ先が押してそのあとずっと動かないパターン。

発送スキャン待ち

已发货=発送済

包裹正在等待揽收=荷物は現在スキャン待ち

という意味なのですがこれだと本当に発送されたかまだわかりません。というのも数日この状態のままであることもしばしばだからです。

この場合神戸バンブー代行ではセラー発送済とは判断しません。本当に発送されていると判断できるのは以下の状態の時です。

物流情報タオバオ

运输中=輸送中

ただしこれも落とし穴があります。

空の袋や封筒だけ発送するパターン

上記のような場合神戸バンブー代行ではセラーから発送されたと判断しステータスとセラー発送済に変更します。

しかしながら実際に届いたのは空の袋とか封筒だけ、、、、のようなことが中に起こります。

これは別記事でも解説してるのですが店舗の取引実績を増やすためだけの空売りのためです。

タオバオ在庫切れと在庫確認の舞台裏

これも本当にやめて欲しいです、実際に荷物が動いているので発送されたと判断するのですが届いたのは全く別物・・・・・・

いくらタオバオ側が悪いとは言えお客様に説明するのがとても申し訳ないです。

無在庫直送

全く別の荷物番号を入力してくる

これまたとても厄介なのが全く関係のない別の荷物の番号を入力して発送ボタンを押してくるパターンです。

上記のように荷物が実際に動いてると判断し神戸バンブー代行のオーダーシステム上でセラー発送済にステータスを変更するのですが

実際には全然違う場所に届いてるような記録になっていたりすることもよくあります。

これは間違えたのか故意にそうしたのか確実なことは言えないですが、後者の方が多いような印象です。

これも取引実績を積むためです。

途中で荷物が止まるパターン

これまた本当に厄介なのが実際に荷物が動いている記録が見えるけど、後日途中で止まったまま動かなくなるパターンです。

仕入れ先に問い合わせると

実際には発送してません、在庫切れです。返金申請してください」

と回答があります。

発送してないのに物流追跡でなぜ途中まで動きがあるのかはわかりませんが、仕入れ先はオーダーが入ると仕入れ元に手配をかけて、先に発送ボタンだけ押していきます。

発送されれば問題ないし発送されなければ後日キャンセルを受ければいいと考えているようです。

本当に発送してから発送ボタンは押してもらいたいものですよね。。。

タオバオの規制が厳しくなった

以前は空の封筒をわざわざ送るなんてことはありませんでした。

発送ボタンだけ押してキャンセルを受ける。それで取引実績を重ねていけましたがタオバオ側の規制が厳しくなり本当に発送しないとペナルティが課されるようになってからは実際に封筒だけ発送し、

データ上ではあたかも本当に届いたように見せかけてペナルティを受けることなく取引実績を重ねられるというわけです。

商品サイズの実寸

誤差と言えないほどの大きな誤差

タオバオの商品ページにも一応実寸の記載がありますが、あまり当てにならないことも多くエンドユーザーにお届けした商品の実寸に大きな差があるとクレームにつながります。

日本だと「1~2cm前後くらいの誤差があります」と記載があったりしますが(某大手オンラインショップ)タオバオだと3~5cmくらい誤差があると思っていた方がいいでしょう。

ですが5cmを超えて実寸が違ったりしてくるとサイズ感もだいぶ変わってくるので返品か交換をすることをお勧めします。

ひどい商品だと丈が10cm短いなんてことも・・・・・。

あまり安すぎる商品だとこういう問題も起きやすいので値段だけで選ばずにセラーの見極め方を覚えておく方がいいでしょうか。

トラブルが起きにくい仕入れ先の選び方

実は全てフリーサイズ

これはレディースの安価なアパレルによくあるのですが、タオバオの商品ページではSMLとサイズ展開して販売をしているように見えて実際に届いた商品を見ると実は全てフリーサイズでサイズシールが貼ってあったり、サイズタグだけそれぞれつけて販売しているところも少なくありません。

生産する側からするとサイズ展開が増えれば増えるほど効率が落ちてコストが上がるので気持ちはわからなくはないのですが、日本人にとってはいいやり方には思えない部分がありますよね。

同じサイズだけど大きさが違う

これは同じ商品を色違いでオーダーされた時にしばしば起こるのですが、例えばポロシャツでブラックMとホワイトMを1着ずつ仕入れたとして、入荷した商品をよくよく見ると大きさが違うことがあります。

それぞれ1着ずつ別の方にお届けするならまだわからないと思いますが同じエンドユーザーに2着送ると同じMサイズなのに大きさが違うということでクレームにつながります。

これは実は製造元が違ったりロットが違ったり、サイズの付け間違え、などの要因が考えられます。

実寸じゃなくて身長体重で勧めてくる

日本だと実寸やモデルの身長体重を参考にサイズを選びますが、タオバオでは身長と体重のみでサイズをお勧めしてくるのが通常となっております。

出品しようとして実寸がないタオバオ商品ページがあり、問い合わせてみると身長と体重を聞かれます。

バンブー:いや、こっちは実寸が知りたいんだけど・・・・・
タオバオ:いや、身長と体重教えてくれたらお勧めサイズを言うよ!

と言った平行線のやりとりになります。。。

無在庫直送

対策

販売時に注意書き

販売する際には必ず「海外製品のため、誤差が大きい旨」を記載してわかりやすく表示をし、購入前には一読してもらうようにリマインドする。

大きいサイズは避ける

サイズにシビアな大きいサイズの販売は避ける。もし販売するなら価格が安くない仕入れ先を選び売価を上げて販売する。

というのも上述のようにサイズ展開をすると生産コストが上がりますが、仕入れ値が安いということはきちんと大きいサイズになっていないと予想されるからです。

実寸がない商品は

実寸が書いてない商品は出品をやめるか、同じ商品で別ページを探してみて記載をするか、問い合わせて身長体重を伝えてお勧めサイズを聞いてそれを記載するかとなります。

もしくはオーダーが初めて入った商品は依頼してる中国輸入代行業者さんにお願いして採寸してもらいその実寸を販売ページに記載し直す。

ただし次回同じ商品を仕入れても全く同じ商品が来ないこともよくあることは覚えておきましょう。

最終はある程度諦める

実寸に関してできることは正直いうとすごく限られてます。

タオバオの安価な商品は完全中国国内向けの商品で安いほど当たり前ですがクオリティが下がるのでサイズに関してはある程度諦めるという気持ちを持っていることも大事です。

中国輸入全体に言えることですがあまり細かいことを気にしすぎると何もできず全く進みませんしうまくいきません。

仕入れ先はよく選びましょう

上記のような状況をできるだけ避けていくためにも仕入れ先の店舗や商品はよく慎重に選ぶことをお勧めいたします。

こちらで詳しく解説しております。

トラブルが起きにくい仕入れ先の選び方

まとめ

  1. 発送ボタンだけ押す
  2. 空の袋や封筒だけ発送する
  3. 全く別の荷物番号を入力してくる
  4. 途中で荷物が止まったように見える
  5. 規制が厳しくなり手がこんできた
  6. 誤差と言えないほどの誤差がある
  7. 実は全てフリーサイズの時がある
  8. 同じサイズだけど大きさが違う時がある
  9. 実寸じゃなくて身長体重で勧めてくる
  10. 対策はあまり多くない
  11. 仕入れ先はよく選ぶ必要あり

この記事を書いた人

バンブー社長 代表取締役社長 / 男性

竹村政彦 出自:1982年10月生まれ。兵庫県出身。2児の父。 趣味:ロードバイク、一番レフ、カラオケ 中国歴:2006年〜現在 経歴:就職後すぐに中国への出張へ同行しショックと魅力を同時に体感し北京語の学習を開始。 中国工場でOEM商品を開発生産し日本への卸や小売りをするアパレル雑貨系専門商社で8年中国側の業務に携わる。 北京語と中国工場との取引経験を活かし中国輸入で独立。 上海での滞在歴6年。 無在庫販売で取り扱った点数は40万点を超える。 「株式会社MCT COMPANY 代表取締役」 「慕兹特(上海)贸易有限公司 董事长」

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