- 中国輸入
- 2022年2月26日
- 2024年10月4日
実寸の誤差がすごい
誤差と言えないほどの大きな誤差
タオバオの商品ページにも一応実寸の記載がありますが、あまり当てにならないことも多くエンドユーザーにお届けした商品の実寸に大きな差があるとクレームにつながります。
日本だと「1~2cm前後くらいの誤差があります」と記載があったりしますが(某大手オンラインショップ)タオバオだと3~5cmくらい誤差があると思っていた方がいいでしょう。
ですが5cmを超えて実寸が違ったりしてくるとサイズ感もだいぶ変わってくるので返品か交換をすることをお勧めします。
ひどい商品だと丈が10cm短いなんてことも・・・・・。
あまり安すぎる商品だとこういう問題も起きやすいので値段だけで選ばずにセラーの見極め方を覚えておく方がいいでしょうか。
実は全てフリーサイズ
これはレディースの安価なアパレルによくあるのですが、タオバオの商品ページではSMLとサイズ展開して販売をしているように見えて実際に届いた商品を見ると実は全てフリーサイズでサイズシールが貼ってあったり、サイズタグだけそれぞれつけて販売しているところも少なくありません。
生産する側からするとサイズ展開が増えれば増えるほど効率が落ちてコストが上がるので気持ちはわからなくはないのですが、日本人にとってはいいやり方には思えない部分がありますよね。
同じサイズだけど大きさが違う
これは同じ商品を色違いでオーダーされた時にしばしば起こるのですが、例えばポロシャツでブラックMとホワイトMを1着ずつ仕入れたとして、入荷した商品をよくよく見ると大きさが違うことがあります。
それぞれ1着ずつ別の方にお届けするならまだわからないと思いますが同じエンドユーザーに2着送ると同じMサイズなのに大きさが違うということでクレームにつながります。
これは実は製造元が違ったりロットが違ったり、サイズの付け間違え、などの要因が考えられます。
実寸じゃなくて身長体重で勧めてくる
日本だと実寸やモデルの身長体重を参考にサイズを選びますが、タオバオでは身長と体重のみでサイズをお勧めしてくるのが通常となっております。
出品しようとして実寸がないタオバオ商品ページがあり、問い合わせてみると身長と体重を聞かれます。
バンブー:いや、こっちは実寸が知りたいんだけど・・・・・
タオバオ:いや、身長と体重教えてくれたらお勧めサイズを言うよ!
と言った平行線のやりとりになります。。。
対策
販売時に注意書き
販売する際には必ず「海外製品のため、誤差が大きい旨」を記載してわかりやすく表示をし、購入前には一読してもらうようにリマインドする。
大きいサイズは避ける
サイズにシビアな大きいサイズの販売は避ける。もし販売するなら価格が安くない仕入れ先を選び売価を上げて販売する。
というのも上述のようにサイズ展開をすると生産コストが上がりますが、仕入れ値が安いということはきちんと大きいサイズになっていないと予想されるからです。
実寸がない商品は
実寸が書いてない商品は出品をやめるか、同じ商品で別ページを探してみて記載をするか、問い合わせて身長体重を伝えてお勧めサイズを聞いてそれを記載するかとなります。
もしくはオーダーが初めて入った商品は依頼してる中国輸入代行業者さんにお願いして採寸してもらいその実寸を販売ページに記載し直す。
ただし次回同じ商品を仕入れても全く同じ商品が来ないこともよくあることは覚えておきましょう。
最終はある程度諦める
実寸に関してできることは正直いうとすごく限られてます。
タオバオの安価な商品は完全中国国内向けの商品で安いほど当たり前ですがクオリティが下がるのでサイズに関してはある程度諦めるという気持ちを持っていることも大事です。
中国輸入全体に言えることですがあまり細かいことを気にしすぎると何もできず全く進みませんしうまくいきません。
虚偽発送が本当に困る
発送ボタンだけ押すパターン
これは本当によくあります。
発送ボタンだけ仕入れ先が押してそのあとずっと動かないパターン。
已发货=発送済
包裹正在等待揽收=荷物は現在スキャン待ち
という意味なのですがこれだと本当に発送されたかまだわかりません。というのも数日この状態のままであることもしばしばだからです。
この場合神戸バンブー代行ではセラー発送済とは判断しません。本当に発送されていると判断できるのは以下の状態の時です。
运输中=輸送中
ただしこれも落とし穴があります。
空の袋や封筒だけ発送するパターン
上記のような場合神戸バンブー代行ではセラーから発送されたと判断しステータスとセラー発送済に変更します。
しかしながら実際に届いたのは空の袋とか封筒だけ、、、、のようなことが中に起こります。
これは別記事でも解説してるのですが店舗の取引実績を増やすためだけの空売りのためです。
これも本当にやめて欲しいです、実際に荷物が動いているので発送されたと判断するのですが届いたのは全く別物・・・・・・
いくらタオバオ側が悪いとは言えお客様に説明するのがとても申し訳ないです。
全く別の荷物番号を入力してくる
これまたとても厄介なのが全く関係のない別の荷物の番号を入力して発送ボタンを押してくるパターンです。
上記のように荷物が実際に動いてると判断し神戸バンブー代行のオーダーシステム上でセラー発送済にステータスを変更するのですが
実際には全然違う場所に届いてるような記録になっていたりすることもよくあります。
これは間違えたのか故意にそうしたのか確実なことは言えないですが、後者の方が多いような印象です。
これも取引実績を積むためです。
途中で荷物が止まるパターン
これまた本当に厄介なのが実際に荷物が動いている記録が見えるけど、後日途中で止まったまま動かなくなるパターンです。
仕入れ先に問い合わせると
「実際には発送してません、在庫切れです。返金申請してください」
と回答があります。
発送してないのに物流追跡でなぜ途中まで動きがあるのかはわかりませんが、仕入れ先はオーダーが入ると仕入れ元に手配をかけて、先に発送ボタンだけ押していきます。
発送されれば問題ないし発送されなければ後日キャンセルを受ければいいと考えているようです。
本当に発送してから発送ボタンは押してもらいたいものですよね。。。
※2024/4/3追記
昨今タオバオの虚偽発送も巧妙化しており、物流会社での伝票番号で調べても実際に進捗が出るので判断が難しい状況が大変増えております。
(例:弊社近くの営業所まで進捗があり、そこから停滞しいつまでも配達に至らないといったケースもございます)
その為、虚偽発送の可能性がある場合、一旦セラーへ問い合わせを出しつつ、商品ページが取り下げるかどうかを様子を見て取り下げられたら在庫ぎれと判断します。
取り下げられず、セラーが問い合わせに対し物流に急がせるという場合はもう少し様子を見るようにしております。
様子を見つつどうにも進捗なく、買い直しが有効と判断できる場合は、一旦当初のセラーへとキャンセル申請を行います。
キャンセルがすんなり受理されれば、本当に発送されていないと判断し他セラーで再手配します。
キャンセル受理されない場合は本当にすでに発送し物流で遅延している可能性が高い状態と思えます。
このような状況で判断・対応しております。
タオバオの規制が厳しくなった
以前は空の封筒をわざわざ送るなんてことはありませんでした。
発送ボタンだけ押してキャンセルを受ける。それで取引実績を重ねていけましたがタオバオ側の規制が厳しくなり本当に発送しないとペナルティが課されるようになってからは実際に封筒だけ発送し、
データ上ではあたかも本当に届いたように見せかけてペナルティを受けることなく取引実績を重ねられるというわけです。
仕入れ先はよく選びましょう
上記のような状況をできるだけ避けていくためにも仕入れ先の店舗や商品はよく慎重に選ぶことをお勧めいたします。
こちらで詳しく解説しております。
まとめ
- 発送ボタンだけ押す
- 空の袋や封筒だけ発送する
- 全く別の荷物番号を入力してくる
- 途中で荷物が止まったように見える
- 規制が厳しくなり手がこんできた
- 誤差と言えないほどの誤差がある
- 実は全てフリーサイズの時がある
- 同じサイズだけど大きさが違う時がある
- 実寸じゃなくて身長体重で勧めてくる
- 対策はあまり多くない
- 仕入れ先はよく選ぶ必要あり